『マクドナルド』が弱体化する理由


Youtuberの唐突な「◯◯やってみたー」並の脈略の無さと勢いとテンションで
マクドナルドについて考えてみたー』

ブログを更新。


マクドナルドのブランド失墜の理由を探る」というテーマ。

 

※以下、「マクドナルド」って書くとマクドの部分にいらない下線がつくので『マック』に名称を省略。

 


別にマック愛好家でもなく、
マックに関わる書籍読んだことゼロ、
マックについての有用な考察ブログ読んだこともゼロです。

 

消費者目線で文献やデータなしに定性的かつ

ある種独善的に考察してみようというなんとなくの試みです。

 


ー最初の疑問ー
ブランドの失墜の何故


「あれ?気が付いたら最近自分も全然行ってなくね?」

 

「というか行きたいって思わなくなってね?」

 

ネットとかSNS

『まぁハイソサエティな自分はマックなんて行きませんけどね。エッヘン』的な上から目線の悦に浸った人多くね?

 

周りの人間もネット世論

安かろう悪かろう(身体的にも味も)の代名詞みたいな扱い強まってね?

 

そう感じることって増えてませんかね?

どうでしょう。

 


どうしてここ数年単位の話にも関わらず、
マックのブランドが失墜しているかのように感じられるか?

 

何故だか仮説を立ててみました。

 


概要としては、マックが顧客へ提供していた価値コンセプトが日本のマーケットの進化に順応しきれなかったって単純な話なんですが、

詳細への分解を試みる。

 


彼らの価値提供するコンセプトが栄華を極めたのは何故か?

 

少なくとも消費者としての肌感覚で6年前(怪しい)~10年前は今ほどブランド低下していなかったのではないかと感じる。

ちょっと検索してみるとやはり2009年頃から日本のマックは売上が下がってきている。

 

■当時のマクドナルドのイメージ

 

・まだちょっとだけ場所として

 オシャレ感が残ってた

 

・コストパフォーマンスが良い(出費に見合った納得感があった)

 

これは誰もそー遠くない印象があったのではないかと思う。

 

理由は当然、

ライバルとなる代替手段が少なかったからですね。


昔のマクドナルドは

待ち合わせの暇つぶし目的など、安く居座れる唯一の場所であり

 

女性でも気軽に入れて、手軽に軽食がとれ

(ファーストフードなんか牛丼屋とか、あってもケンタッキーとかしかなかったし)

 

・女性に限らず手軽にご飯済ませたいならそりゃ誰にとっても便利

 

・フードコートとかでも肉と炭水化物がまとまってサッと食べれてなんか食った感ある

 

・まぁそんな比較的市民権得れてる中で

 一定期間おいて「グラコロ」とか「月見バーガー」とか「テキサスバーガー」だとか新しい価値やコンセプトのヒット商品を出してたり

 

てなもんだから「ちょっと行ってみようかな」とも思ったもの。

 

だが、そんな状況も他の代替手段が充実すればマーケットは様変わりし

結果としてターゲットとなっていた顧客が分裂して他へ移っていった。

 

他の代替選択肢へ移っていた顧客は

選択肢がなくてガマンして入っていた可能性が高い。

 

■【場所としての魅力】

他の選択肢を知ってから冷静に考えれば、今までそこまで不満に感じなかった店内もウルさいスペース狭い居心地悪いと気づく。

 

対して、スタバやドトールなどのコーヒーチェーンの日本の市場規模は快進撃で毎年順調に店舗数を拡大させてきている。


■【食べ物の魅力】

企業努力により他飲食店の限界費用も下がりマックのセットメニューと同じ値段でもっと美味しいものが食べれるようになり、ものによっては同じくらい手軽。

 

相対的に有難みが減ったせいで
今まではうっすら気づいていたが見ないふりをしてきた身体に良さそうじゃない添加物問題も気にする余裕が出てきた。

 

キャンペーンも何年も昔のヒット商品を期間限定で出すだけでアイディア不足は否めずもはや味もマンネリ、飽きた

 

そういうのが本音じゃないかという仮説。

 

では
今はどんな人が、どんな目的で利用するのか?

 

①なんか食べたくなったけど時間がなくてとりあえず胃に何か入れたい。それもカフェとかのコスパ悪いシャレオツなサンドイッチとかじゃなくてもうちょっとボリュームある…食べた感が欲しい、そんな人

 

②カフェ自体、割高に感じてしまう層

 

③24hやってるからと避難先に使う人

 

④その場所に同様のコストで時間をつぶせる場所がないから利用する人

 

もはや世に必要とされる存在価値はこんなものかもしれない。

 

…なるほど、ジリ貧な訳だ。

これでは「無知な愚民や貧民が利用する店」的な扱いを受けるのも自然な流れだと頷ける。

 

彼らが一部店舗をテスト的に高価格化したりカフェ化したりと従来のコンセプトからの一脱をはかった形跡は見える。

 

たとえば、六本木ヒルズ横のビルのマックなどそうだが、

感想は一言でいえば『コンセプトが中途半端』


・カフェ化しているというコンセプトなのに

 居心地が良くなるような空間設備などの固定費投資をケチり明らかに居心地もよくない。コンセプト転換の決意の足りなさだけヒシヒシと感じる。

 

・「ほらカフェ化してるんだから高いお金出しなさい」と主張しているかのような価格設定ももはや意味がわからないし、納得に足るものではない

 

おそらくはカフェ化やハイコンセプトは彼らに無理だろう。

ターゲットも今までのような全方位型で

老若男女富裕層貧困層とりにいくのは無理だからコンセプトにエッジを効かせてターゲットを絞り込むとか?ファミリー向けとか?

 

いずれにせよキツイ。

彼らがコンセプト転換をはかったところでその際に財産としてきるような強み、資源自体もはや皆無の可能性が高い

 

結論、浮上はほぼ不可能だろう。チーン。